「水素」は「電子の運び屋」
本来、酸素は8つの電子をもっています。
通常、電子は2個のペアで存在していますが、対になっていない電子があります。
これを不対電子といい、この不対電子をもつ分子や原子の事をフリーラジカルといいます。
体内に取り込まれた酸素は、呼吸をする事で、エネルギーをつくりだしますが、その過程で約2~3%のフリーラジカルを発生させてしまいます。
この酸素に由来するフリーラジカルが、いわゆる「活性酸素」と呼ばれるものです。
この活性酸素は、電子が足りない為、不安定になり、その電子は安定しようと、まわりの電子を奪おうとします。
この電子が奪われる事を酸化といい、電子を与えられて元に戻る事を還元といいます。
身体における酸化の現象として、老化が考えられており、還元はその反対に、若さと瑞々しさを取り戻すという事になります。
水素は、この電子が不足した「活性酸素」に自分の持っている電子を与える事で、無害化させる事ができると期待されています。
しかも、活性酸素の中でも、人体の健康に役に立っているといされる善玉活性酸素はそのままに、悪玉活性酸素のみに反応します。
水素は地球上、もっとも小さい元素です。血管の中はもちろん、脳内や細胞の内部まで入り込み、電子を届ける事ができます。